『指導と評価』編集後記(特集:これからの英語教育)

※記事の一番下に雑誌記事の現物(PDF)があります。

 

次期学習指導要領改訂の目玉が「道徳」の教科化と英語教育の拡充であることがわかってきた。特に、小学校の高学年における教科化と中学年からの外国語活動の実施は、小学校の教育課程のみならず、上級学校への影響も大変大きいと思われる。そこで、本号では「これからの英語教育」を特集することにした。

 

まず、吉田研作先生に大局的な見地から今後の英語教育のあり方を論じていただいた。次に、当事者として文科省の直山木綿子先生に改定の方向性を現時点で可能なかぎり説明していただいた。現場からは、小学校を齊藤光司先生、中学校を久保野りえ先生、高等学校を江原一浩先生に寄稿していただいた。さらに、四技能を中心に教育目標に合った評価のあり方ついて松沢伸二先生に、小学校英語教育の先進校である韓国の英語教育の成果と問題点について上野尚美先生に論じていただいた。

 

現場の三人の先生方は、いずれも今回の改定の方向性と一致する指導をすでに長年実践してこられた方で、実際の経験に裏打ちされた確かな指導法と予想される問題点の指摘に、思わずうなってしまった。

 

(『指導と評価』2014年12月号、図書文化)

 

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指導と評価2014年12月号「編集後記」.PDF
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