うっかり忘れなかった

筆者がときどきやってしまう「うっかり」については「97. うっかり忘れて…」でお話ししました。ただ、その程度の「うっかり」であれば実害はありません。しかし、筆者は過去に2度とやってはいけない大きな「うっかり」を犯したことがあります。もっとも、それも誰かに迷惑をかけたというようなものではありませんでしたが…。

 

それは今から26年前の平成7年6月のある日のことでした。なぜ26年も前のことを正確に覚えているかというと、それは筆者が現任校に転勤した年の6月のことだったからです。その年の6月に34歳の誕生日を迎える筆者にとって、その月は5年振りの運転免許証の更新月でした…。

 

もうおわかりですね。件の「うっかり」とは運転免許証の更新を忘れてしまったことを指します。約1ヶ月前に更新が近づいている葉書はもらっていたと思います。しかし、それまでの学校とはまったく異なる環境の職場に転勤したばかりの緊張感もあってか、そのことをすっかり忘れてしまっていました。更新を怠ってしまったことに気づいたのは誕生日を2週間ほど過ぎた日だったと思います。当時は今とちがって免許証の有効期限はその年の誕生日まででした(現在はそういう輩が多かったためか誕生日の1ヶ月後まで有効)。「しまった!」と思ったときは顔面蒼白になっていたと思います。

 

高1で原付免許を取り、高2で自動二輪免許(中型限定)を取り、大学1年で普通自動車免許を取り、大学4年で自動二輪免許の限定解除をして、それまで18年間ずっと無事故・無違反で来たのに…。ただ、気づいたのが1ヶ月未満だったので、県の免許センターで講習を受ければ復活できる範囲であったのは幸いでした。そのようなわけで講習(教官の“いやみ”付き)を受けて無事に免許は復活したのですが、上記3つの免許取得日がすべて「平成7年6月○日」になってしまいました…。

 

で、タイトルに戻ります。そうなんです。今年の誕生日は5年振りの運転免許更新月にあたっていましたが、無事に地元の警察署で簡単な講習を受けただけでさらに5年間の有効期限延長をすることができました。この間も無事故・無違反でしたから、26年目(最初の3年+初回の3年+優良の5年×4)の更新となったわけです。26年前のあの日以来、毎回ヒヤヒヤの思いをしていますが、今回もこれでホッとしました。(5/29/2021)

 

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