還暦

今回は、もう1つの一般向けホームページ『目から鱗が落ちる英語学習』(NORY's NO worRIES on English Learning)との合同企画です。よく並行して放送している姉妹ドラマ同士で同じ設定の話を異なった角度から描く「クロスオーバー」(crossover)という企画がありますが、今回の「つぶやき」もそのようなものと同じと言えるでしょう。しかも、タイトルは両方とも同じ「還暦」です。ただ、話の後半の内容が異なっています。

 

すでに何度かつぶやいていますが、筆者は今年還暦を迎えます。実は、すでに先日その日を迎えました。「還暦」を英和事典で調べると、"sixtieth birthday" と出てくるので、英語に特別な語はないようです。まあ、還暦とは「干支(十支十二支が一巡し誕生年の干支に還ること」(Wikipedia)ということですから、それにあたる英単語がないのは当たり前ですが…。

 

60歳になるというのは若い人には想像できないことだと思います。筆者もかつてはそうでしたから。自分の両親が還暦を迎えたのを子供としてもしみじみと感じたことを覚えています。その歳に自分もなろうとは…。約30年前に亡くなった父は60歳の定年を待たずに1年前に退職しましたから、その時の父を越えてしまったと考えると感慨もひとしおです。また、これまでにお世話になった先輩の先生方が定年退職されたのを数え切れないほど見送ってきましたが、自分があと少しでその立場になるというのは今でも信じられません。

 

その60歳の誕生日ですが、今年も例によって英語科のみなさんが歌とケーキで盛大にお祝いをしてくれました(下の写真参照)。いつもどおり(?)、栖原先生のギターの前奏に続いてみなさんの "Happy Birthday" の歌があり、大きなデコレーションケーキに刺さったローソクの消火式がありました。誕生日を毎年祝ってもらえるのは、本当にありがたいことです。

 

では、生徒からはどうかというと、平成28年度から校内人事の関係で学級担任を持っていないので、筆者の誕生日を生徒に祝ってもらうということはここ5年間ありません(授業中に "Happy birthday!" と言ってもらうことは毎年のようにありますが…)。最後に生徒に盛大に(?)祝ってもらったのは最後の学級担任をした平成27年のときで、担任クラス(3年1組)の生徒が終礼時にサプライズ企画をしてくれたことがありました。そのときのことが『続・終礼の話』に載せてあるので、今回はその話(「63. ドラマのシナリオのような話-教員生活最良の日?-」)をアップしてみました。なお、その時の様子を当時の教育実習生が写真に撮ってくれていたので、それも背景写真として上げておきます。(6/5/2021)