神奈川大学みなとみらいキャンパスについて①:キャンパスまで

筆者は、2022年4月から神奈川大学外国語学部の非常勤講師として英語教師を目指す学生の指導にあたっています。同大学のメインの横浜キャンパスは横浜市神奈川区にありますが、新たに2021年4月に横浜市西区の通称「みなとみらい地区」にみなとみらいキャンパスができ、外国語学部はこちらに移りました。縁あってお世話になっている大学でもありますので、今回から3回にわたって同キャンパスを紹介したいと思います。その第1回は、キャンパスまでの道のりです。

 

まず、筆者が埼玉の自宅から神奈川大学みなとみらいキャンパスへ行くには、①西武新宿線、②西武池袋線、③西武有楽町線、④東京メトロ副都心線、⑤東急東横線、⑥横浜高速鉄道みなとみらい線、の6路線を乗り継ぐ必要があります。②~⑥は直通電車が1時間に2本出ているので、それを使えば乗り継ぎ自体は楽なのですが、それでも実質合計乗車時間が朝は約110分、帰りは約80分あるので、通勤と言うより週に1回(昨年度は2回)“遠足”に行っているような気分で通っています。

 

キャンパス周辺地図(赤印がキャンパス、青印が徒歩通学可能な駅。筆者作成)

同大学のホームページによると、大学へのアクセスがしやすい最寄り駅は、みなとみらい線「新高島」駅、同「みなとみらい」駅、JR根岸線「桜木町」駅があげられており、JR他「横浜」駅から徒歩15分程度で通えることも紹介されています。実は、横浜市営地下鉄「高島町」駅からも徒歩12~13分程度の距離なのですが、間に大きな渡るのが大変な4車線道路が2本とJRの高架線路があって遠回りをさせられるためか、そこからのアクセスについてはふれられていません。

 

筆者自身は、普段は「みなとみらい」駅を往復とも利用していますが、時間があるときには「横浜」駅を、タイミングによっては「新高島」駅も利用します。また、2021年度に何度かホテルから通ったときは、「高島町」駅も利用しました。ここでは、「みなとみらい」駅からと「横浜」駅からの経路を紹介します。

 

1. 「みなとみらい」駅から

 

「みなとみらい」駅は、横浜高速鉄道みなとみらい線の駅で、「みなとみらい21」地区の開発に伴って新たに敷設された同線(「横浜」-「元町中華街」)の横浜駅から2つ目の駅です。同地区の中心駅としての役割があるので、周囲にはそれこそテレビのニュースやバラエティー番組などでよく見かける施設がたくさんあります。また、横浜中華街が3駅先にあるので、駅の中ではよく中国語が聞こえてきます(アナウンスは日本語、英語、韓国語、中国語)。

 

当初こそ、最寄り駅とされる「新高島」駅や、散歩がてらの横浜市内見学のために「横浜」駅で降りて通ったこともありますが、「新高島」は筆者がよく使う特急や急行が止まらない、朝は「横浜」で降りて歩く余裕がない、ということから、しばらくして「みなとみらい」が通常使う駅になりました。

 

「みなとみらい」駅の中央改札です(改札機は写真の倍の数あります)。もう1つ外へのアクセスがしやすい北口改札もあり、筆者を含めて朝は多くのビジネスマンがそちらを利用していますが、一般の人の多くはこちらを利用しています。平日の昼間は周囲の高層マンション群に住んでいる人で、休日は観光客などでにぎわっています。

 

「みなとみらい」駅の駅ビル「MARK IS」から駅前広場に出ると、正面には横浜美術館がドーンとあり、左手には横浜のシンボルであるランドマークタワーがそびえ立っています。

 

上と同じ場所から右手に目を向けると、神奈川大学方面となります。写真中央の"ガラス・ビル"(下層階は「みなとみらいグランドテラス」、中上層階はどこかの企業のオフィス)の左奥に白く見えるのが、神奈川大学みなとみらいキャンパスのビルです。

 

"ガラス・ビル"の下をビジネスマンにまじって歩いて行き、筆者だけがビルの入り口を素通りします。


"ガラス・ビル"の横を抜けると、目の前に目的の神奈川大学みなとみらいキャンパスのビルが見えてきます。「みなとみらい」駅前広場からであれば、徒歩5~6分で着きます。

 

こちらはどちらかというとビルの"裏側"で、学生は後で紹介する"表側"から校舎に入ります。ただし、筆者が到着する8時少し前は“裏側”の通用口しか通れないので、「横浜」「新高島」側から“表側”を使うより、こちら側から行く方が便利です。

 

駅から大学までの間にコンビニが2軒ありますし、隣のビルにもコンビニがあるので、通勤途中で何かを買うのにも困りません。また、朝から空いているファミリー・レストランやコーヒー・ショップも数軒ずつあるので、そこで朝食を摂ろうと思えば摂ることもできます。

 

なお、目の前の道を左に行くと、突き当たりは横浜ランドマークタワーです。したがって、目を左に向けると、同ビルが根元からてっぺんまで見えます。

 

【おまけの写真】

横浜ランドマークタワー全景

 (朝出勤時に駅前広場で)


横浜ランドマークタワー夜景

(夜帰宅時に駅前広場で)


「みなとみらい」駅ビル夜景

 (夜帰宅時に駅の手前で)

 

クリスマスの「みなとみらい」駅前広場


 

2. 「横浜」駅から

 

「横浜」駅には、JR東海道本線・京浜東北線・根岸線の他に、東急東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線、京急本線、相鉄本線、横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れており、同駅を中心として横浜市内外の各地に行くことができます。筆者が横浜駅を使うのは、往路で横浜駅から大学まで歩くときと、授業後に直接都内の大学病院に通院するときが主です。前者の場合は東急東横線の横浜駅を、後者の場合はJR東海道線(上野東京ライン)の横浜駅を利用します。

 

東急東横線の横浜駅改札の様子です。

同駅はみなとみらい線の横浜駅も兼ねており、同線との直通運転に伴って新たな地下駅が設けられたため、地下深くから上ってきたところに改札があります。


横浜駅のコンコースです。さすが大都市の中心駅だけあって、かなり広いコンコースであるにもかかわらず、いつ行っても人が大勢います。きちんと前を見て前方から歩いて来る人を気にしていないと、ぶつかってしまう恐れがあります。


横浜駅東口外にある PORTA という地下ショッピング街です。ここは正月の「箱根駅伝」にも登場する横浜駅前を通る国道1号線の地下をくぐって反対側に出る地下道を兼ねています。


PORTA を出ると、デパート「そごう横浜店」があります。ただし、中には入らずにその“横道”(エスカレーターを上って右)に行きます。


そごうの横にある「みなとみらい21地区」への地下道(と言っても実際には地上階の高さ)を通ります。


地下道から地上へは、エスカレーターで上ります。上りながら左手には運河と近代的なビル群が見えてきますので、このあたりから「みなとみらい」を感じます。


上り切ると、横浜の高層ビル群を運河越しに見ることができます。


運河には歩道橋がかかっており、そこを渡ると、そのままある世界的メーカーの本社ビルの中に吸い込まれる構造になっています。


その世界的メーカーとは「日産」です。ここは、日産の本社ビルです。ビルの中が“抜け道”の歩道になっています。


歩きながら左手を見ると、日産の車の展示場が眼下に見えます。最新の車から、歴代の名車までそろっており、ミニ車博物館という感じのところです。車好きの人であれば、立ち寄りたくなるでしょう。


日産本社ビルを出ると、目の前の大通りをまたぐ大きな歩道橋へエスカレーターで上ることができます。屋根付きの歩道橋なので、ここまでは雨の日でも傘がいりません。


歩道橋を降りると、キャンパスへの“最寄り駅”とされている、みなとみらい線「新高島」駅の入り口が左手に見えてきます。「駅」は地下深いところにあるので、ここには階段とエレベーターしかありません。


片側2車線に広い歩道のある未来的な街の中を歩いて行きます。右手には東急ミュージアム、資生堂、LG YOKOHAMA、東急REIホテル、Zepp Yokohama、村田製作所、などのビルが林立しており、慣れないうちはキョロキョロしながら歩いてしまいます。


しばらくすると、見えてきました。目的の神奈川大学みなとみらいキャンパスです。21階建ての高層ビルで、周囲の有名企業のビルにもひけをとらない堂々とした“校舎”です。こちら側が校舎の正面です。

 

向こうどなりにはニトリとポルシェのディーラーがあります。

      

反対に、ここから横浜駅まで行くと、各線のホームに着くまでに約18分かかります。したがって、時間があるときはこのルートを使うこともありますが、ほとんどは先に紹介した「みなとみらい」ルートを使っています。