確定申告

一般に、サラリーマンである教員には所得税の確定申告は必要ありません。年度末調整で所得税の過不足(ほとんどの場合で過払い金が戻る)は調整されるからです。しかし、給料以外に何らかの収入がある場合は確定申告が必要になります。筆者の場合は、「雑収入」として著作物の印税、雑誌記事等の原稿料、講演等の謝金などがありますので、毎年確定申告をしています。

 

最初に確定申告をしたのは今から25年くらい前だったでしょうか。初めて手続きをしたときは、何をどうしたらいいのかわからず、『初めての人のための確定申告』なる本を頼りになんとか申告書を書きました。そして、地元の税務署に出向いて記載内容を確認してからそれを提出しました。確か、翌年からは郵送したように思います。

 

インターネットで申告ができるようになってからは、パソコンを使って確定申告するようになったのですが、これが本当にややこしい。筆者はそれほどパソコンにうとい方ではないと思っていますが、それでも初めてやったときは大変でした。とにかくいろいろな手続きを正確に行わないと先に進まないのです。その上、認証に必要な電子証明カード(今はマイナンバーカード)とそれを読み込むカードリーダーを手に入れる必要もあります。面倒くさがりの人だと、おそらくすぐに投げ出してしまうでしょう。

 

その面倒な作業も、一昨年からは必須となりました。給料を3箇所から得ていますし、雑収入も引き継ぎあるからです。もちろん、個々の収入に対してはあらかじめ源泉徴収がありますから、そのままにしておいても大丈夫かもしれないのですが、筆者の場合は毎月の医療費がかなりかかっているので、医療費控除で結構な額が戻ってくるのです。定年退職前と比べると、所得が5分の1になってしまったので、少しでも所得税が返ってくるとありがたいわけです。

 

先ほど、筆者の隣で息子が初めてふるさと納税の確定申告をしていました。スマホでならチョチョイとできるのかと思っていたら、結構大変な思いをして手続きをしていました。もう少し簡単にならないものでしょうかね。もっとも、だからこそ税理士という職業があるのでしょうが…。(3/10/2024)

 

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