当事者ではない気楽さ

前任校(筑波大学附属中学校)では、毎年11月第2土曜日に「研究協議会」という研究発表会を行っています。同会は国立大学の附属学校としての務めを果たす大事な発表会で、全体会以外に教科では公開授業と分科会(研究発表と研究協議)が行われます。今年度は約1ヶ月後の11月11日(土)に行われることになっています(詳細は「研究協議会情報」のサブコーナー参照)。

 

その研究協議会の心理的負担は大変なものです。同校は数ある国立大学附属中学校の中でも群を抜いた“全国区”の学校で、毎年全国各地から大勢の参加者がいらっしゃるので、その方々に満足していただけるような発表-特に公開授業ーを行わなければならないというプレッシャーが大きいのです。在任中は-特に公開授業を担当する年は-、研究協議会の1ヶ月くらい前から下痢気味となり、研究協議会の翌日になるとそれがピタッと治まると言ったら、それがどれほどのプレッシャーであったかをご理解いただけるでしょうか。

 

もっとも、すでに定年退職してしまった現在、筆者はその当事者ではありません。その”気楽さ”は、筆者の体調にはっきりと現れています。昨年も今年もこの時期になっても体調を崩すことはありません。もちろん、その分は筆者の後任の先生がかぶってくれているのでしょうから、申し訳ない気持ちですいっぱいです

 

かつて一緒に働いていた先生方と筆者の後任の先生がどのような発表を行ってくれるのか。それを楽しみに今年もその日を迎えようと思います。ちなみに筆者は外部協力者というスタッフの一人としてこの行事に参加する予定です。

 

毎年多くの先生方や学生さんに参加していただいている研究協議会ですので、どうぞお時間のある方はお越しください。今年は参加するためには事前申し込みが必要なようですので、学校のホームページよりお申し込みください。

 

では、当日お目にかかりましょう!(10/14/2023)

 

「つぶやき」に戻る

「ホーム」に戻る