公開授業の裏舞台

今年度の研究協議会が終わって約1ヶ月が経ちました。「31. 公開授業のこと」にも書きましたが、毎回多くの先生方に囲まれて授業をするというのは大変なプレッシャーです。一方、生徒も日頃の授業とは異なる環境で授業を受けますから、何かしらの事前指導を行っておかないと、緊張してしまって、日頃の力を発揮できなくなってしまいます。「いつもどおりの授業を見せる」を信条としている筆者にとって、生徒がいつもの力を発揮してくれないのは一番残念なことです。そのような理由から、毎回公開授業の前にはそれを迎えるにあたっての心構えの話をします。

 

今回アップした2つの話は、前々回に担任した学年の1年次と2年次の公開授業前に生徒に対して話したものです。このようなことを表に出すということは、公開授業の裏舞台を見せるということになるので、ふつうは公開したりはしないでしょう。しかし、筆者にとっては、授業作りと共に学級作りとしてもとても大切な機会なのです。ですので、ここでは学級作りという視点に重きを置いて公開することにしました(本ではすでに公開されていますし…)。

 

「筆者の授業」のコーナーでいうと、平成23年度公開授業の参観者感想にもある3年生のクラスに対して話したものが「62. 100万人のために(公開授業に向けて)」で、その前々年の1年生のクラスに対して話したものが「5. 私には夢がある②(公開授業に向けて)」です。特に、前者の授業は英語科史上最多の291名の参観者を迎えることになった公開授業に向けて、筆者がどのように生徒と向き合い、一緒に授業を作り上げようとしていったのかの過程を読み取っていただけるでしょう。(12/8/2019)

 

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