【きっかけ・ねらい】
新入生を受け持って最初に学級担任がすべきことは、学級を生徒たちにとって居心地のよい場所にすることです。そして、それをできるだけ早い段階から、意図的に仕組むことで実現できれば、それにこしたことはありません。そこで、タイトなスケジュールで行ってきた3日間のオリエンテーションが一段落付いた最終日の終礼から、少しずつそのための話をし始めることにしました。
【手順・工夫】
入学式予行、入学式、始業式、オリエンテーション3日間と、6日間もつきっきりで指導してきたので、すでに生徒たちは担任の話を聞き飽きている可能性がありました。そこで、次のような工夫をしました。
まず、話をうまく進めるために、生徒にとって身近な存在になりつつある担任団の先生方を話題にすることを考えました。これに関しては、自分のことに関する話題がなかなか思いつかずに困っていたのですが、直前に行われた知能検査の最中に生徒の顔と名前を一致させる練習をしている際中に、ちょうどよいことを思いつきました。また、話のとっかかりは、その日の1限に開かれた学年集会で担任長(学年主任)のAA先生が話された学年目標の1つを利用することにしました。次に、始まったばかりの教科の授業の感想を述べさせることから、生徒の口を開かせるとともに思考回路を活性化させ、そこに新たな情報を印象的にインプット(インプリンティング=刷り込み?)していこうと考えました。そして、一見すると異なった話に思える3つの話題を取り上げながら、一貫性のあるテーマの中で1つの目標に向かった話にまとめていこうと考えました。
【実際の会話➀】4/15
T:さて、オリエンテーションも今日で終わり、先ほど確認したように、明日から教科の授業が始まります。これまで、先週の月曜日から1週間と1日の学校生活を送ってきました。先ほど十数名の人にこのクラスの印象を聞いてみましたが、「楽しい」とか、「やさしい」とか、「明るい」とか、「しっかりしている」とか、良い印象ばかりでしたね。
S:(うなずいている)
T:これは担任の私としてはとても嬉しいことです。それは今日のAA先生の話にもあったことで…。あっ、みんな、AA先生が話された学年目標は覚えていますか?
S:(困ったような顔をする者もいれば、ブツブツ言っている者もいる)
T:3つあった目標の1つめは何でしたっけ?
S:(自信が無さそうにバラバラにつぶやく)
T:えっ? 何だって?
A子:「安心できる…」
S:(A子の発言に続けて残りを言うが、どこかちがっているようで自信のない声)
T:あれっ? 誰も正確に覚えていないの?
S:(少し大きな声でバラバラに言う)
T:では、もう一度!
S:「安心して支え合う集団を作ろう」
T:そうでしたね。では、その安心して支え合う集団の最も基本的な形は何でしょう?
S:(質問の仕方が悪かったのか、誰も答えない)
T:みなさんが学校生活を送る上で最も基本的な集団というのはクラス。つまり、今みなさんがこの教室にいるこの集団ですよね?
S:(真剣な顔で聞いている)
T:そのクラスがね、居心地の良い場所にならないと、みなさんは楽しい学校生活を送ることができません。ベースとなる場所がつまらないと、気分が暗くなります。きっとみなさんは、「このクラスがいいクラスになったらいいなあ」と思っているでしょ?
S:(うなずいている)
T:では、居心地の良いクラスとは、どういうクラスでしょう?
S:(答えようがないのか、反応はない)
T:それは、先ほどみなさんが言った「楽しい」とか、「やさしい」とか、「明るい」とか。そういうことを感じられるクラスです。ということは、今のところ、すでにこのクラスは多くの人にとって居心地がいいクラスだということでしょうか?
S:(数名がうなずいている)
T:ではですね。これから先生が過去の経験から、どういうクラスになればみんなが居心地が良いと感じるクラスになるか具体的にお話ししましょう。
S:(嬉しそうな顔になる)
T:ただね、それにはみんなが一人一人それに協力してくれなければならない。ボケーっと何もしないのでは困る。これから話すことをみんなでやってもらいたいんです。そうすれば…、これはここ数回の担任でわかっていることなんだけれども…。そうそう、みなさんは先生がこの学校に来てから5回目の担任学年なんだけども…、少なくとも過去2回はそれで成功したから、ほぼ100%保証します。ぜひ先生の言うことを信用してやってみてください。そうすれば、必ずいいクラスになります。
S:(期待感を持って聞いている様子)
T:それにはね、いくつかあるんだけど、今日はその中の1つをお話します。それはね、みんなが何かいいことを言ったりとか誰かがすごいなとか感じたときに、「お~!」という声を上げて拍手が起こるようなクラスなんです。
S:(「なんだ、そんなことか…」のような顔になる)
T:これは本当だよ。そういうクラスはね、先生のクラスだけじゃなくて、どこのクラスでもみんな自分たちのクラスはいいクラスだと思っている。逆にね、何かいいことを聞いても「シ~ン」としていて知らんぷりしているようなクラスは、その中にいても面白くない。そう思わない?
S:(数名がうなずく)
T:そこでだ。これから先生がみんなが「お~!」と思いそうなことを言うから、みんなで「お~!」と言って拍手をしてごらん。
S:(姿勢を正して準備をする)
T:まずね、学年主任のAA先生は、1998年に日本一の英語教師の称号であるパーマー賞という賞をとりました!
S:お~!(拍手をする。その後に笑いが起こる)
B男:(隣のC子に)えっ? 何をとったって?
C子:(B男に)1998年に何とか賞をとったんだって。
T:さらに、AA先生は昨年、文部科学大臣から優秀教員として文部科学大臣賞をもらいました!
S:お~!(拍手をする)
A子:先生、それって本当の話ですか?
T:もちろんですよ。
S:すご~い!
T:ちなみに、同じ英語科の〇〇先生(筆者)は何も賞をもらったことがありません。
S:(どう反応していいか困っている様子)
T:次。1組のBB先生は、先生がこれまで出会った女性教員の中で…、女性かどうかをうんぬんするのはさておいて…、先生が最も尊敬する女性教師の一人です!
S:お~!(拍手をするが、ありきたりの内容であったためか、やや弱い)
T:2組のCC先生は、数学の先生ですが、この学校で一番字が上手です!
S:お~!(同上)
T:3組のDD先生は、生徒の写真を撮らせたら日本一です!
S:お~!(拍手をするが、すでに生徒もわかっている内容であったためか、やや弱い)
T:なんだか無理に拍手をしてない? 本当に驚いている?
S:(ニコニコしている)
T:4組のEE先生は…
D子:(隣の隣のE子に)EE先生って初めてなんだよね?
E子:(D子に)学大大泉(東京学芸大学附属国際中等教育学校)から来たんでしょ?
T:そうですね。先生もEE先生のことはまだよく知りませんが…。実は、EE先生はお一人で旅をするのが趣味だそうで、これまでに何度も外国へ行って、言葉が通じなくても、現地の人と何とか話をして、サバイバル旅をしてしまうような人だそうです!
S:お~!(少し声と拍手が大きくなる)
D子:すご~い! そうなんだ~。
T:5組の〇〇先生は…、さっきも言ったようにあまり取り柄はありませんが…、一応 何かしようと努力をする人です。例えば、先生はすでにみなさんの顔と名前を覚えました。これからそれを試してみたいと思います。
S:(「じゃあ、やってみてください」というような顔をしている)
T:では、前から順番にやると名簿順に覚えているみたいに思われそうだから、後ろから横に男女交互に顔を見ながら名前を言っていきます。あっ!もし、名前をまちがえたり覚えていなかったりしても傷つかないでくださいね。単に先生がど忘れしただけですから。
S:(背筋を伸ばして緊張した顔で待っている)
T:え~と、名札が見えないように裏返しにしてもらえますか?
S:(胸のポケットにクリップではめてある大きな名札を裏返す)
T:では、始めます。(右後ろの女子から横に男女交互に顔を見ながら、「○○さん」「△△くん」と次々に苗字を読んでいく)
F子:すご~い!
G男:すげ~!
S:(途中のH男で一瞬躊躇したところ、笑いが起こる)
T:(すぐに)H男くんだよね?
H男:(うなずく)
S:(ホッとした笑いが起こる)
T:(以降もどんどん生徒名を呼んでいき、41人全員の名前を呼び終える)
S:おおお~!(大歓声とともに大拍手が起こる)
T:な~んだ。本当に驚けば、こんなに大きな声で「お~!」って言うんだ。
S:(ニコニコしている)
T:それにしても、よかった~。まちがえなかった~。どうですか? みんなの名前、覚えたでしょ?
I子:先生、すごい!
J子:(となりの男子に)○○先生(小学校の担任)なんて、あまり覚えていなかったよね?
T:いやあ、以前はね、入学式前に写真を見て覚えて、入学式の日に全員の名前を呼んで、びっくりさせたもんなんだけどなあ…。
K男:写真がないのにどうやって覚えるんですか?
T:いや、写真はあるよ。
A子:ああ、志願書の写真ですね。
T:そう。だけどね、歳をとるとなかなかそれができなくなって…。だから、今年はあきらめたんですけど、なんとか今日までに覚えました。これで、こらからはみんなの顔を見て、名前を呼ぶからね。
S:(ニコニコしている)
T:とにかく、何かいいことがあったり驚いたりしたときは、「お~!」って言って、拍手するんだよ。それが「よいクラス」への第一歩です。わかりましたか?
S:はい。(やや声が小さい)
T:わかりましたか~?
S:(大きな声で)はいっ!
【こぼれ話①】
今回の話では、最後の部分には生徒が食いついてきましたが、全体としてはまだまだ生徒の心を開けていないと感じました。ただ、伝えたかったことは必ずやジャブとして効いていると思うので、今後も少しずつ話していきたいと思います。
【実際の会話②】4/17
T:それでは、昨日時間がなくて聞けなかった、授業の感想を言ってもらいたいと思います。昨日、今日と2日間授業を受けて、どう感じましたか? 感想を言ってくれる人は手を上げてください。
S:(大勢の手が上がる)
T:ちょ、ちょっと待って。予想より多くて困ったなあ。録音するから待って。(背広のポケットからICレコーダーを出して録音を開始する)
S:(前の方の数名が教卓の上のICレコーダーに興味を示している)
T:(録音されていることを確認して)では、A子さん。
A子:まだ「何とか室」とかの場所がよくわかっていないので、家でよく見てきて、遅れないように移動して、なるべく3分前までにはちゃんと行きたいと思いました。
T:なるほど、えらい! B男くん。
B男:今日、初回の授業で「記録ノート」の話が出て、大変そうだなと思っていたんですけど、実際にやってみたら、思ってたよりももっと大変だった。
T:そうか。大変なんだけど、勉強になるから。みんなすごい力になるから頑張ってね。
※以下、教師がコメントせず、挙手した生徒を指名しただけの発言は省略する。
C子:初めの授業を受けて、先生たちがみんなすごく面白かったので、これからの授業が楽しみです。
D男:先生毎にノートを分けなければいけないから、もしかしたら迷っちゃうかもしれないから、そういうところを気を付けなければいけないと思いました。
T:そうだね。だいたい、先生が教科数の倍くらいいるからね。
※国語、社会、数学、理科、保体は分野ごとに教科担任が複数いる(実際は計15人)。
E子:数学で、夏休みの研究というのがあって、先輩たちが書いてた紙とかを見て、面白そうだなと思いました。
F男:小学校の頃は誰でもわかるような問題ばかりやっていたんですけど、中学校になったらわからない子がいるかもしれない問題が出てきて、数学が面白い。
G男:いろいろな先生毎に何をやりなさいというのをバラバラに言われて、結局何をやらなければいけないのかがわからなかった…。ちゃんとメモを取らなければいけないと思いました。
T:そのとおりだね。メモを取っとかないと、あまりにも情報量が多いから大変でしょう? だから、必ず取っといてね。
H男:教科書とか授業ごとにいっぱいあるから、電車の中とかで肩がこりそうで大変なので、ロッカーを使って重量を減らしたい。
T:置いといてもよさそうなものとかね、そういうのを上手くやってください。それで、ちょっと電車の中とかで気をつけてもらいたいことは、先生は長年乗っているからわかることなんだけど…。(H男の大きく膨らんだかばんをもって)こうやって床に置いてボケッとしていないでね。特に、混んでいるときに入口でそれをやられちゃうと、押されたときに足がひっかかって(倒れそうなジェスチャーをする)、「ワー!」っていうことになるから、気をつけてください。
S:(真剣な顔で聞いている)
T:あと…、(肩にかばんの取っ手をかけて)こうやってもっているのもけっこう邪魔なので、(両手で取っ手を持って前にかばんをさげて)こうやってもってください。小学生のランドセルなんかも背中が出っ張ってるから、けっこう邪魔なんだよね。
I男:教科ごとに教科書とか多いから、忘れ物とかをしやすいから、気をつけなければいけない。
T:そうだね。忘れ物をしないように、必ず毎日連絡帳を確認してください。はい、他に?
S:(どんどん手が上がる)
J子:まだオリエンテーションばっかりだけど、数学とか体育とか始まって、面白くなった。
T:面白くなった?
J子:(うなずいて)荷物が大変だけど、楽しみ。
T:そうだね。楽しみにして頑張ってください。はい、他に?
S:(多くの生徒が手を上げている)
T:(一番前のK男に)ごめん。さっきから上げていたよね? K男くん。
K男:(笑いながら)昨日の授業はまだ初めてで疲れたけど、今日は慣れて、そんな疲れるとかいうマイナス要素が消えて、ちょっと楽しいなとか面白いなとか思うようになりました。
L子:先生たちが面白いから…。先生たちがつまらないと、難しいのがつまらないけど、先生たちが面白いから、難しいことも楽しみにできそうです。
T:そうですか。ちなみに、何々先生が面白かったですか?
I男・K男:AA先生!
T:AA先生? AA先生、なんかジョークいっぱい言ってた?
A子:ずっとジョーク!
T:ずっとジョーク?
S:(笑いが起こって、その話題でざわつく)
M子:先生たちがわかりやすく授業について説明してくれたから、最初は緊張してたけど、楽しくなってよかった。
N男:プリントとか、ノートと同じくらい、1回に3、4枚とかいっぱいもらうから、ノートとかに張ったりして保管するのが大変だから、ちゃんとやらなければいけない。
T:そうだねえ。その管理。いっぱいプリントとかノートとか出るからねえ。その管理能力も問われるから、頑張ってくださいね。
O男:プリントを貼るときに、そのままの大きさだとノートに貼れないから、はさみで切ることは大事だと思いました。
T:ちなみに、英語科が貼るように配るプリントは、周りをチョキチョキと切ってから、みなさんが切らなくていいようにしてから配ります。
P子:今日の国語の授業とかで、こつこつやらなければならないとかいう話が出てきたので、計画を立ててがんばってやりたいと思います。
T:そうだねえ。計画を立てられるようになったら、勉強の仕方がわかってきたということになるから、頑張ってくださいね。
Q子:掃除の係とか、実際にやってみたらけっこう大変だったので…。
T:教科係?
Q子:掃除です。
T:掃除って…、(掃くジェスチャーをして)この掃除?
Q子:放課後の掃除。けっこう大変だったから、ちゃんと考えてやらなければいけないと思いました。
S:(数名が「それって授業のことじゃないんじゃないの?」という顔をしている)
T:なるほどね。授業じゃないんだけど、そういう学校生活の中で感じてくれたことね。
R子:授業の内容とか、小学校のときより難しくなったから、先生の話とか集中して聞かなければならない。
T:R子さんの感覚からすると、小学校よりだいぶ難しくなったっていう感じがする?
R子:(うなずく)
B男:今日とか、今まで毎日なんですけど、バスケットボールやってて、そこで先輩たちが怖いかなと思って入れてもらったら、意外と優しかったから、まだ先のことだけど、自分が3年生になったら、そういう心が広い人になりたい。
T:素晴らしい! 学校生活全般のことですね!
U子:小学校と比べると、時間がきっちり決まってて。また、しょっちゅうチャイムが鳴ったりするので、時間に気をつけて、5分前行動とか心がけて、遅れないように、毎回の授業にきっちり出席できるといいなと思いました。
V子:授業でたくさんのものが配られて…。私は家に持って帰らなくていいような物はほとんどロッカーに入れてるんですけど、上から全部積み上げていったら、下の物がすごく取りにくくなったので、これからきちんと整理しようと思いました。
T:そうだね。(物を積み上げるジェスチャーをして)こうやっとくと、準備室の先生の机のようになってしまいますから…。
S:(笑いが起こる)
T:ちゃんと、(物を横に並べるジェスチャーをして)こうやって整理しておくといいですね。
W男:数学で、先生が1回1回話をわかりやすく教えてくれるので、ぼくが思っていたよりもノートがとりやすかったです。
T:とりやすかった? そうか。それはよかった。
X子:中学生になって、プリントとかすごく増えたんですごく大変なんですけど、何事にも手を抜かずに、頑張ってやっていきたいと思います。
T:素晴らしい!
Y子:小学校のときは、1つの教科につき先生が一人だったけど、中学校になってから1つの教科につき先生が数人いるから、たくさん教科があっても慣れるように頑張りたいと思います。
T:なるほどね。先生方の人数も多いからね、頑張ってください。はい、まだ言いたい人はいますか?
S:(これ以上は誰も上げない)
T:いいですか? 今日はね、最後にね、「いいクラスを作るための話 パート2」っていう話をしようと思っていたんです。でも、みなさんの話を聞いて、その結論に至るための導入の話を長々とする必要がなくなりました。
S:(真剣な顔をして聞いている)
T:今日の私の話は、「授業を受けるときに、とにかくみんな発言するんだぞ~!」ということを結論に持っていこうと思っていました。この時間、みんないっぱい言ってくれたので、そのとおりにこれからの授業もやってください。そうすればね、このクラスは絶対にいいクラスになります。頑張ってね!
S:はいっ!(とても嬉しそうな顔をしている)
T:よしっ! 終わり!
【こぼれ話②】
今日の話では、最後の自分の発言にもあるように、予定していたシナリオに沿った話をする必要がまったくないほど多く(23人)の生徒が自ら積極的に発言をしてくれました。これは大変嬉しいことで、生徒たちが真剣な眼差しでしっかりと挙手をし、意欲的に発言していた状況を目の当たりにすると、今日の話の最大の収穫は生徒の中にわきおこった気持ちを表出させることができたことではないかと思っています。また、これを機会に生徒がより積極的に自分の授業や終礼の話に乗ってきてくれることを期待しています。
なお、生徒がこのような状況になったのは、次のようなことが原因ではないかと思っています。
・教科の授業が始まり、いろいろなタイプの先生方の話にふれる中で積極的に発言する生徒が少しずつ出始め、新しい環境の中でどのように振る舞えばいいかがわかってきて、終礼もその延長線上に乗った。
・前々日の終礼から、「授業の感想を発表してもらう」という予告をしておいたので、話す内容をあらかじめ考えてあり、自信をもって発言できた。
・仲間が次々と発言するのを見て、自分もやってみようという気になった。
・自分の発言が録音されてどこかで取り上げられるかもしれないという期待感があった(本校の生徒はこのようなプレッシャーを受けると、萎縮するどころかプラスに転化する傾向がある)。
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