2年振りの出張講演

昨日12月18日(金)、久しぶりに出張講演に行ってきました。実に2年4ヶ月振りのことです。「講演記録」のファイルをご覧になればわかりますが、かつては年に数回は出かけていました。しかし、2年4ヶ月前に大きな病気にかかっていることがわかり、入院治療のために3ヶ月間の病気休暇を取ったので(つまり、2年前の今頃はまだ病休中でした)、それ以来、外の仕事はお断りしていました。ただ、今回の出張は長年お世話になっている教育委員会から学校を通して依頼があったものであり、過去2年間お断りしてきたこともあったので、特別にお受けしました。

 

今回の出張先は福島県のいわき市でした。さすが「日本一の広さ」を誇る同市です。市内の英語科の先生だけで35名もの方が参加されました。年末の、2学期末のお忙しい時期にも関わらずお出でいただいた先生方ですから、みなさんとても熱心にワークショップを含んだ話に参加なさっていました。

 

先方からいただいたテーマは「『主体的・対話的で深い学び』の視点からの授業改善」でした。これはちょうど「新学習指導要領」のコーナーでも取り上げている話題です。たた、単にそれを解説することは自分に期待されていることではないので、それをどう実際の授業で実現していくかということに主眼を置いて話しました。そこで付けたサブテーマは「これまでも、これからも変わらない大切なこと」でした。

 

途中で自分や同僚の先生方の授業ビデオを見せながら話に具体性や実効性を持たせるのはいつものパターンです。そこに今回はこの夏に製作した「英語科プロモーション・ビデオ2020」も加えました。これらのビデオによって、特に経験の浅い若い先生方により良い授業を行なうためのヒントと具体的な指導事項を理解していただくことをねらいました。こちらのねらいどおりになってくれていれば嬉しく思います。

 

なお、今回は過去になかった試みとして、講演で使ったらパワポの画面をホームページを通して提供することにしました。これによって、ともすれば画面に映っている内容をメモすることに必死になってしまいがちな参加者の注意をこちらの話に少しでも多く向けてもらえるようにしてみました。確実な記録を参加者に与えるという意味でも好評であったようです。

 

次はいつ、どこでこのような話ができるでしょうか。本ホームページのタイトルのように、次世代を担う先生方により多くの有益な情報を提供できればと思っています。(12/19/2020)

 

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