すべての指導法や指導内容を支える実践

今回アップした「終礼の話」は、筆者の指導方法や指導内容を支える実践だと思っています。それは、筆者の近年の英語の授業はこの終礼の話という実践があったからこそ実現できたと思っているからです。その詳細な理由は「まえがき」をお読みいただければわかるので、ここでは省略します。

 

さて、その実践の第2弾である『続・終礼の話』(2016年4月発行)は全部で88話ありますが、それらを一度にすべて公開するのは膨大な労力を必要とするので、今回は公開時期に合わせて、各学年の最初と最後の終礼の話を6話分用意しました。もうすぐやってくる卒業式や終業式、春休みを挟んだ始業式や入学式で、学級担任として何か話そうと思っている先生に参考にしていただければと思っています。

 

ところで、今回編集していて改めて気づいたことなのですが、各学年とも一年経ってみると、最初と最後では生徒の話への食いつき方がまったく異なっています。それぞれ最初の終礼では教師の投げかけにどう反応したら良いかわからずにいる場面が読み取れますが、それが一年後には個人も全体も次々に発言する世界が築けていることがわかります。その変化に気づいたことで、改めてこの実践に大きな意味があったのだと確信しました。

 

なお、本来でしたら第1弾の『終礼の話』(2012年4月発行)を先に公開した方がいいのですが、そのデジタル・データが入っていたハード・ディスクが壊れてしまったので、先にデータが完全に残っている第2弾の方を公開します。第1弾のデータも一部が他のパソコン数台に残っているので、それらを集めた上で近いうちに公開しようと思っています。(2/10/2019)

 

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