新型コロナウイルス感染症の収束が見えません。多くの学校では緊急事態宣言の解除を受けて分散登校が始まり、全国的に見れば現時点で通常の日課時間に近いスケジュールに戻っている学校もあるでしょう。
しかし、都内にある学校はまだまだ先が見えない状況です。筆者の学校では7月の第2週から40人学級による時間差通学(遅く登校して短縮40分の6時間授業)を始める予定でしたが、都内の感染者が再度増加傾向にあることからそれが見送られ、少なくとも7月第3週までは分散登校が続けられることになりました。
それで困ったのが、夏休みが始まる日(8月1日より)前には5月~6月の遠隔授業(「ロイロノート遠隔授業」参照)で積み残したことをやりきろうと計画していたことができなくなってしまったことです。しかも、6月から考えてあった7月の指導計画をたったの数日で全面的に書き直さなければならなくなりました。
もちろん、書き直すこと自体が面倒だと言っているわけではありません。5月から6月にかけてやってきたことを踏まえて7月に「これならやれるだろう」と見通しを立ててきたことがおじゃんになったということが残念なのです。
上記の「ロイロノート遠隔授業」のコーナーでも今後アップする予定の記事で述べますが、本来この時期ならここまでできているはずだという力を身に付けることができていない生徒たちに、なんとか夏休みまでに期待される力と自信を付けてもらおうと準備していたことができなくなってしまいました。
今後、分散登校すらできない状態、すなわち再び臨時休校になるような事態になってしまったら、本当にどうしたらいいかわかりません。いったいいつまでこの状態が続くのでしょう…。(7/11/2020)
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