ブログ?

筆者の知り合いの先生やたまたまどこかの研修等で初めてお目にかかった先生や学生に、「先生のプログ、いつも読ませていただいていて参考させていただいています」と言われることがあります。相手の言わんといていることはわかりますので、たいてい「それはどうもありがとうございます」と返事をします。


しかし、一方で心の中では「ムッ」としている自分もいます。それは「あれはブログではありません。ホームページです」と言い返したいからです。もちろんそんな野暮なことは言いませんから、そのまま受け流すかたまに「ホームページのことですね」と確認しているような言い方で言うことがあります。


さて。ブログとは何かというと、「インターネット上のウェブページに覚え書きや論評などを記すウェブサイトてある」と定義されています。「論評」という部分からすると筆者の記事も当てはまるものが少なくありませんが、「つぶやき」の記事を除けば決して「覚え書き」ではないと思います。論評にしても、各ページにいろいろな具体的な資料を載せたりしていますし、シリーズ(コーナー)でまとめてあったり互いのページがリンクで結ばれていたりしているので、論評からイメージされるような単一のテーマで著者の考えが書かれているものとは違うと思っています。


筆者にとってのブログのイメージは、個人が自分の日々の生活や興味の内容を気のおもむくままに書き綴ったり、政治家が日々の活動を報告したり、ジャーナリストが取材中に気づいたことをニュース記事とは別の形で紹介したり、といったような記事を載せるページです。筆者の「つぶやき」もそれにあたるてしょう。


また、もともと blog という単語は weblog の略称であり、web 上の log ということばが元になっています。この log というのは本来「(航海、旅行、行程)の日誌」や「(業務などの)記録」を指す言葉で、箇条書きの記録や簡単な説明のことをいいます。例えば、『スター・トレック』シリーズで、歴代の艦長が航海日誌を残す際にはいつも最初に "Captain's log, Star Date . . . . " と言うところにそれが表れています。


したがって、筆者のホームページはその構成、内容、量からすると単なる「日誌」や「記録」とは一線を画すものだと思っています。それは筆者だけでしょうか?(6/15/2024)

 

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