こりしょう?

筆者は2つの意味で「こりしょう」だと言われます。1つは肩がこりやすいという意味のこり性です。かなりの“なで肩”のせいか、すぐに肩がコリコリに固くなってしまうので、年がら年中肩や首のこりをほぐす動きをしているからです。もう1つは性格についての「凝り性」です。自分の好きなことには時間を忘れて熱中してしまうことがよくあるからです。

 

後者については、学校では同僚の先生方に言われ、家では妻によく言われていました。特に、ビデオの編集作業が仕事兼趣味のようになってからは、度々言われるようになりました。

 

ビデオ編集がなぜ仕事になるのかというと、筆者は元勤務校で学年・学校行事の映像撮影及びその編集を一手に引き受けていたからです。長年、運動会、宿泊行事、合唱発表会などは最初から仕事分担が「ビデオ撮影担当」となっており、学年行事ではビデオで記録することが当然のように期待されていました。また、学校説明会や保護者会などでは、自分が撮影したビデオを編集して上映することも期待されていました。

 

そうして撮りためた映像は、3年間もすると膨大な量になります。以前にミニDVというデジタル・ビデオ・テープに記録していた際には、60分テープで30本以上にもなりました。

 

凝り性だと言われるのは、それらを撮っておしまいにするのではなく、行事ごとに短い“作品”として仕上げる編集作業を行っていたからです。短く編集するためには、使える場面を探すために、結果的に最低一度はすべて見直すことになります。それだけでもかなりの時間になりますが、ビデオ編集ソフトを使ってそれらを“切り出す”作業をするのがさらに大変です。

 

編集した作品を見て気付いたことの1つに、ビデオは1つの場面を長時間ダラダラ流すと、見ていて“飽きる”ということです。できれば1カット8〜12秒くらいがちょうどいい(これがスチル写真なら、1枚5〜6秒くらいです)。その“8〜12秒”のシーンとしてどの部分を切り出すかが大変でした。

 

そんな作業をしていると、1時間、2時間はあっという間に過ぎてしまいます。それが日曜日なら、自宅や休日出勤で朝8時から夜中の12時までやっていたなどとということもありました。

 

ある同僚曰く、「先生はいつ教務室や(教科の)準備室に行ってもビデオの編集をしている」。確かにそれはまちがいではなかったと自分でも思っていますが、生徒や保護者の喜ぶ顔を思い浮かべると、アドレナリンが出まくってやめられないのです。まさに「凝り性」の本領が発揮されていた時期でした。まあ、今もホームページの更新で似たようなことをしていますから、基本的には変わっていないのですが…。(3/2/2024)

 

「つぶやき」に戻る

「ホーム」に戻る

映像編集画面

※編集ソフトは Cyberlink Power Director

完成した卒業記念DVD

※ケースは左から2008年板、2012年板、2016年板

盤面は2016年板(4枚組)