今回のタイトルの対象となる「中学生」とは、一般の中学生みんなを指すわけではなく、ある一部の中学生のことになります。
今週の水曜日9月28日に、埼玉県越谷市中央市民会館で「埼玉県中学校英語弁論大会」(兼高円宮杯全日本中学校英語弁論大会埼玉県予選)が開かれました。筆者は、その審査員8名(日本人4名、ネイティブ4名)の一人として大会を視聴させてもらいました。
実はこの大会、昭和63(1988)年から平成6(1994)年まで筆者は運営側の一人として参加していました。当時、筆者は埼玉県中学校英語教育研究会(現・埼玉県英語教育研究会)の本部事務局員でしたので、大会の日時や場所の選定、募集要項の作成と発送、準備会や当日の運営などを中心となって行う一人でした。したがって、当日も運営担当役員として走り回っていたので、実際のスピーチを聞くことはほとんどできませんでした。
それが今回は中学生の発表に集中できる、いや、一字一句を聞き逃さないように、表情の変化を見逃さないように視聴する立場になったのです。わくわくする気持ちからでしょうか。前日の夕方には勤務していた横浜から会場となる越谷に向かい、会場近くのビジネスホテルに一泊して本番の日を迎えました。
県内の地区大会を勝ち抜いてきた46名の発表者は、午前中に2つのグループに分かれた予選に参加し、それぞれのグループでトップの4人に入った計8名(一方のグループに同点者がいたので結果的に計9名)が決勝で再度発表しました。決勝まで進んだ生徒は当然ですが、予選に参加した生徒も全員が渾身の発表を聞かせて(見せて)くれました。最終的には決勝進出者にも1位から9位までの順位が付きましたが、全体としては僅差の勝負であったように思います。なお、1位から3位の生徒は全国大会に進みます。その大舞台でもそれぞれの生徒がさらにパワーアップした発表をしてくれることを願っています。
さて、久しぶりに超ハイレベルな自由スピーチにふれたわけですが、自分が中学生の頃とは桁違いの英語力を持った生徒ばかりであったというだけでなく、自分が若かった頃に指導した生徒たち(最高で県大会6位)と比べても相当に上手であったことに驚きました。英語の上手さはさることながら、内容面でも聞いていて感心するものがいくつもありました。中学生ってすごいなあと改めて思いました。
自分では事前に何もしていないのに、良いものに出会うことができて幸せな時間でした。出場した中学生のみなさん、本当にありがとうございました! これからも英語の学習を頑張ってください。指導なさった先生方もお疲れ様でした。(10/1/2022)
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