みなさんは「県民割」という旅行キャンペーンをご存じでしょうか?以前に「Go To トラベル」というキャンペーンがありましたが、あれを都道府県レベルで判断して行うことができるようにした旅費補助の制度です。
当初はその名のとおりに同一県内の旅行に限って補助をするというものでしたが、それが全国をいつかの「ブロック」に分けてその中にある地域からの旅行者であれば旅費がクーポンで割り引きされるようになりました。筆者の場合でいうと、関東甲信地区の各県(東京都を除く)が実施するものを利用できるということになります。
以前から何度か「横浜の大学に週2回通うのは大変だ」というようなことをつぶやいてきましたが、この県民割の制度があることを知って、その制度を利用して通勤を楽にしてみようと思い立ちました。すなわち、火曜日から木曜日まで横浜に2泊3日することで、火曜日の夜遅く(10時過ぎ)に帰宅し木曜日の早朝(5:30)に出かける労力を軽減しようというわけです。
神奈川県の県民割(「かながわ旅割」)の場合、宿泊費によって3段階の補助がありますが、筆者の場合はその二番目の「1泊6,000円以上の場合に3,000円の割引+2,000円の地域クーポン券」を利用することにしました。それは、筆者が泊まるようなビジネス・ホテルのシングル・ルーム(素泊まり)であればこの価格帯のものが多いからです。
2泊すると、3,000円強×2=6,000円強の支出になりますが、4,000円の地域クーポンがもらえるのと往復の交通費(2,000円強)が1日分(火曜日の復路と木曜日の往路)浮くので、地域クーポン券を食事代に使えば計算上の支出はほぼ「±0円」となります。これで先述した通勤の時間と労力を1日分減らせるわけですから、利用しない手はありません。
筆者がこれを利用し始めたのは6月の第3週からで(制度自体は5月中旬から)、それは娘がちょうどその週の火曜日から木曜日にかけて横浜に2泊3日の出張をするので一緒に中華街で夕食を食べないかという提案を受けたことがきっかけでした。実際に利用してみると、確かに通勤の時間と労力が減った分だけ身体が楽になったように感じます。現時点では筆者だけ引き続き来週(第5週)まで3週連続で利用することになっています。
ただ、4,000円分のクーポンをすべて食事用に使おうとするとどうしても食べ過ぎてしまいます。もちろん、一食あたりの単価を上げればそんなことはないでしょうが、平素の生活振りからするとなかなかそれができません。また、火曜日の夜から木曜日の朝から独りぼっちでいるのは、長年家族と一緒の生活に慣れている身としてはなんとも言えない寂しさがあります。独身時代は一人旅を謳歌していたのですが…。
元々の予定では県民割りは6月いっぱいで終了することになっていましたが、先週それが7月14日まで延長されることが決まりました。筆者としてはちょうど前期の授業の最終週までそれが利用できるので当初は大変喜んだのですが、今は上記のような理由から7月はそれを利用するかどうか迷っています。まあ、おそらく利用することになると思うのですが…。(6/25/2022)
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