月末恒例の企画の第7弾です。繰り返しになりますが、本タイトルの意味するところは「“パーフェクション”計画(その1)」で述べましたので、そちらをご覧になってください。今回は1年生の話の中で残っていた4回分を一気にアップしました。これで1年生で話した23話分は「パーフェクション」達成です(笑)。
「19. 私が嬉しかったこと②」は、副題にもあるとおり、クラスの生徒たちが教師に言われなくても自分たちでやるべきことを判断して行動したことを褒めた話です。終礼の話はどちらかというと生徒に注意を促すような内容が多い中で、彼らの成長ぶりを褒めることによって、残り1ヶ月あまりとなった現生徒たちとの付き合いを深めようとしたものです。
「20. 自分が情けない」は、前話で生徒を褒めたばかりであるのに、生徒を信頼しきれずにいる自分の気持ちを話すことで、出張中に事故や事件が起こらないように予防線を張っておこうという糸があって話したものです。前話とは表裏一体の話になりますが、何かが起こってから指導するよりはあらかじめ予想されることには対策を練っておこうという観点から話したものです。
「21. ちょっとした一言」も、前の2話につながる話です。結果的には4つの状況(場面)で生徒を褒められる話題を探し、それを生徒に話したものです。生徒を褒めることで生徒が益々前向きに生活しようという気持ちになることをねらいました。
「22. 足りないのは『やさしさ』」も、それまでの数話に関連する話です。ただし、その中ではもっとも強く生徒をしかった内容になっています。前3話では表向きは生徒を褒めることによって生徒が前向きに生活できるようになっていったように見えていましたが、実は根本のところで生徒の気持ちを醸成できていなかったという反省も込めてその気持ちを生徒にぶつけています。
いずれの話も、クラス替えで自分のクラスの生徒を手放さなければならないという寂しい気持ちが裏側にあって話したものだと思います。同じような気持ちを持たれている先生方に参考にしていただければ幸いです。(1/29/2022)
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