本タイトルの意味するところは「“パーフェクション”計画(その1)」で述べましたので、そちらをご覧になってください。今回は、その第6弾として8つの「終礼の話」をアップしました。いずれの話も1冊目の『終礼の話』の本(500冊作成)に載っているものですが、同書はすでに絶版となっているので、本ページ上でお楽しみください。
今回ご紹介するのは、1年生の1月と3年生の11月~12月に話したものです。その間の話は計10話あるのですが、そのうちの2つ(第16話と第62話)はすでにアップしてあったので、残りの8つ(第13話~第15話、第17話~第18話、第61話、第63話~第64話)をアップしました。
まず、「13.『36分の9』より『4分の1』」は、1年生の3学期(勤務校では後期の後半)は中学校生活全体がすでに4分の1過ぎてしまった時期であることを意識してもらうための話です。「14. 最後の席替え」は同じクラスで行う最後の席替えを機会に担任として生徒に何を望むのかということを伝える話です。「15. 気持ちが前向きになる季節」は冬から春に向かう季節に合わせて生徒の気持ちも前向きにしていこうと企画した話です。「17.『選ばれし者』の義務」は勤務校の入試に合わせて生活態度を見直してもらうことをねらった話です。「18.『裸』の自分と『飾っている』自分」はHRH(特別活動と道徳を融合した時間)で「自分を見つめる」という道徳的内容を扱うにあたってそれを補完するものとして企画した話です。いずれも2年生になることを前に1年生のうちに考えておいてほしいことを伝えるために話したものでした。
一方、3年生の「61. 動き始めた人々」と「63. こころのひとみ」はサブタイトルにあるように合唱発表会に向けて担任としてできる応援のつもりで話したものです。特に第63話は結果的に4回になってしまったことからも、当時どれだけ筆者がこの行事とクラス経営の関係を重視していたかをご理解いただけるでしょう。「64. 明日への希望」は冬休み明け直後に行われる附属高校の入試(学年の約80%の生徒がそれで附属高校に進学することが決定する)を前にして、目の前の入試だけにとらわれずに、それまでの学校生活全般における取り組みを評価して新年を迎えてほしいという思いで企画した話でした。
たわいのない話もありますが、そのような話の中にも筆者の思いを込めて話したものがあります。最終的に筆者が生徒に何を伝えようと思って話したのかを読み取っていただければ幸いです。
(12/25/2021)
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