本タイトルの意味するところは「“パーフェクション”計画(その1)」で述べましたので、そちらをご覧になってください。今回は、その第5弾として5つの「終礼の話」をアップしました。いずれの話も1冊目の『終礼の話』の本(500冊作成)に載っているものですが、同書はすでに絶版となっているので、本ページ上でお楽しみください。
今回ご紹介するのは、3年生の9月~10月に話したものです。その間の話は6話あるのですが、そのうちの1つ(第55話)はすでにアップしてあったので、残りの5つ(第56話~第60話)をアップしました。
「56. すり減るベテラン教師」は、その話をした日の朝日新聞の朝刊に載っていた記事をきっかけとして、「ベテラン教師」と呼ばれる時期に入っていた自分の生徒に対する気持ちを話したものです。中学校生活の残り半年余りをお互いに気持ちの良い関係のまま過ごしていこうというメッセージを送るための話でした。
「57. 『シーズン5』から『シーズン6』へ(前編)」と「58. 同(後編)」は、前期の終業式と後期の始業式に合わせて学期の締めくくりと新たな目標設定をしてもらうために企画した話です。前期にあった運動会の総括と後期の前半にある学芸発表会(他校で言うところの「文化祭」にあたるもの)や合唱発表会へ向けての意欲向上をねらったものでした。
「59. 一番短い話」は、名前のとおりにほんの1分ほどで終わった話です。学芸発表会を直前に控えて浮ついた気分になっている生徒たちの気を引き締めるためのものでした。
「60. 努力と協力の成果」は、副題に「(学芸発表会を終えて)」とあるように、学芸発表会の日に話したものです。2年生とときと同じ三役(責任者、副責任者、会計)を中心にしてしっかりとした準備活動を行っていたことを褒める話でした。過去に担任したクラスでは練習に身の入らない生徒たちの指導に苦労したこともあったのですが、当該のクラスではそのような生徒が一人もおらず、かつ全員が協力してよいものを作ろうという機運が見えていたので、その点を心から喜んでいることを伝えたくて話したものです。
以上のように、その後に進路の決定に向けての追い込みの時期を迎えるにあたって、クラスの雰囲気をよりよいものにし、進路という個人的な選択の場面でもお互いに助け合って生活していく気持ちをもってもらうことを第一義にして話したものが多くなっています。(11/27/2021)
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