休んでいいの?

筆者の勤務校は一時期は完全週5日制になったものの、数年したところで「隔週6日制」となりました。これは、都内では多くの私立学校が「週6日制」を採用していて、授業時数が多いことを売り物にしていたからでした。勤務校でも授業時数の確保が問題となり、隔週で土曜日を登校日として教科の授業を入れるようになりました。

 

それから何年経ったでしょうか。すっかりそのペースが身体に染み込んでしまったので、隔週でやってくる学校のない土曜日は、平素は早朝勤務と残業で疲れ果ててしまっている心と体をリフレッシュするための“休養日”となっていました。

 

ところが、今年は行事との兼ね合いで、10月中旬から11月中旬まで4週連続で土曜日が勤務日となっていました。本来であれば休業日となる週の土曜日に生徒の最大行事である「学芸発表会」と教員の最大行事である「研究協議会」が入っていたからでした。授業が入っているの日であれば空き時間があったり、午後は比較的ゆったりと過ごせる状況があるのですが、行事が入ると丸一日忙しくなります。また、そうした大きな行事に向けての準備を勤務時間外に行ったりもしていたので、この4週間はとても大変な期間でした。

 

そのような中で、今日は久しぶりの休業日なのですが、なんだか心も体も落ち着きません。4週間連続で土曜日に出校していると、それが当たり前になってしまって、「今日は本当に休みなの?」「学校に行かなくていいの?」という強迫観念にも似た気持ちがわき上がってくるのです。身体にも登校スケジュールが染み込んでしまっているのか、目覚まし時計を掛けていないのにいつもの起床時間(4時50分)に目が覚めてしまいました。

 

「休んでいいの?」と何度確認したでしょうか。ようやくそれを確信できたところで、久しぶりの二度寝をしました。(11/20/2021)

 

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