本タイトルの意味するところは「“パーフェクション”計画(その1)」で述べましたので、ここでそれを説明するのは省略します。今回は、その第3弾として複数の「終礼の話」をアップしました。いずれの話も1冊目の『終礼の話』の本(500冊作成)に載っているものですが、同書はすでに絶版となっているので、本ホームページ上でお楽しみください。
今回ご紹介するのは、3学期制の学校であれば「2学期」にあたる、1年生の9月~12月に話したものです。その間の話は10話あるのですが、すでにそのうちの3つ(第3話~第5話)はアップしてあったので、残りの7つ(第6話~第12話)を一挙にアップしました。
「6. 『ありがとうございました』の気持ち」は、生徒の良い面を褒めることで彼らの前向きな気持ちをさらに伸ばそうとしたものです。中1のこの頃はまだそうした話によく反応するので、定期的にそのような話を仕組むことがあります。
「7. CSIからPTI(クラス内でのいらだちへの指導)」は、( )の副題からもわかるように、授業やその他の場面で見える、あるいは他の先生から聞く、クラスの少し困った現象について指導しようとしたものです。ただし、その現象自体を直接指導するのではなく、その背景にある生徒の気持ちを引き出しながらそれをプラスに転換させることをねらった話です。
「8. 殿(しんがり)」は、合唱発表会に向けての話ですが、本校では学級担任が合唱発表会の活動に直接関わることができないので(音楽科の「生徒の自主性に任せる」という方針があるからです)、後方支援のために話したものです。少しこじつけに近い言葉の導入から本題に入るようにしました。
「10. 合唱発表会から学んだこと①」と「11. 同②」は、タイトルから想像されるとおり、合唱発表会の様子を振り返って、そこから学べることを意識化しようとしたものです。ただ、おそらく音楽科で指導があったであろう、彼ら自身の活動を振り返る話というよりは、先輩たちの発表の様子を見て何が学べるかということに重点を置いた話になっています。
「9. 公共のマナー①(校内コート着用への注意)」と「12. 同②(電車の中で)」は、共通するメイン・タイトルから想像できるように、マナーについて改めて取り上げたものです。①は校内、②は通学途中のことを題材にしています。一般的にマナーに関する注意は気づいたときに即指導するものと考えられていますが、あえてそうせずに生徒に気づかせるように話して、こちらの伝えたい内容を印象深くしようとしてみたものです。
いずれの話も、中学校に入学して半年以上が経ち、中学校生活に慣れてきたことで下降気味になりがちな生活態度を維持・向上させることを意図して企画したものです。中1の担任をなさっている先生には特に参考にしていただけるのではないかと思いますので、ぜひお読みになってみてください。(9/25/2021)
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