今回のタイトルの意味するところは、「完璧」を意味するパーフェクション(perfection)でもあり、「完璧なコレクション」(perfect collection)という2語の合成語でもあります。いったい、何を完璧にあるいは完璧なコレクションにしようというのでしょうか。
実は、これまでバラバラと虫食い状態で紹介してきた「終礼の話」ですが、その第1弾である『終礼の話』の68話の残り全部をいっそのこと公開してしまおうという計画を指しています。もう1冊の、つまり第2弾の『続・終礼の話』の方はまだ本の残部があるので、読みたい方はそちらを手に入れていただきたいと思うのですが、前者の方はすでに絶版になってしまっていて、現物を手にしていただくことができないからです。
定年まであと8ヶ月余りとなったところで、何とか定年までに一区切りつけたいという思いがわいてきたのが一番の理由です。ただし、残りの話も1つ1つ自分にとって大切なものなので、それらを一気に公開してしまうつもりはありません。もっとも、大量にある本の原稿をいくら電子データがあると言っても一度にすべてホームページ用に準備するのは大変だということもあるのですが…。そこで、今回はその第1弾として、2年生の夏休み前までに話した分の残り5話をアップしました。
「26. 小さなこだわり」と「27. 大人のたしなみ」はそれぞれ3回分の話で1つのまとまった話になっています。それぞれの【きっかけ・ねらい】や【こぼれ話】なども合わせて読んでいただければ、生徒に何を伝えようと思ったのかということもわかっていただけるでしょう。
「29. 先生は欲求不満?」も結果的に3回になってしまった話ですが、こちらはタイトルから想像されるような重たい話ではなく、筆者が話したくて仕方がなくて話したものです。ジブリの大ヒット映画『となりのトトロ』に関する裏話がいっぱい出てきます。
「31. 挨拶の意義」は、挨拶を題材にして、中2のこの頃にはどの学校のどのクラスでも起こりうる“中だるみ現象”を筆者独自の視点で指導した話の記録です。この話が生徒の生活態度を大きく変えたことを読み取っていただけるでしょう。
「32. 人の振り見て我が振り直せ」は、そのことわざが最終的に生徒の口から出てくるように話したものです。自分が実際に経験したことを元に約1ヶ月かけて考えた話でした。内容的にはたいしたものにはなっていないのですが、話し終えたときの満足感は2年生になってから最も強かった話です。その理由は【こぼれ話】に書かれていますが、それまでの生徒とのやりとりからでも感じていただけるでしょう。
自分自身で改めて読み直してみると、どの話もがんばったなあと思います(笑)。いずれの話も自分が何を考えて何を生徒に伝えたかったのか、そしてそれをどう生徒に伝えようとしていたのか、ということが11年も前(平成22年)のことなのにまるで昨日のことのように蘇ってくるようです。おそらく、「終礼の話」がもはや“試行”ではなく“確信”となった頃のものでしょう。ぜひ、お読みいただいて、先生方の実践の参考にしていただければと思います。
なお、冒頭にも書きましたが、2回目の実践(平成25年度~27年度)の記録である『続・終礼の話』の方は全88話をまとめた本の残部があります。印刷原価(1,000円)+送料(200円)でお譲りできますので、ご希望の方はこちらのお問い合わせフォームでご連絡ください。(7/24/2021)
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