0.イントロダクション-文字指導の奥深さ-
文字の指導というと、真っ先にアルファベットの大文字・小文字を書く指導を思い浮かべると思います。また、ほとんどの先生が大文字・小文字ともに1つずつ丁寧に書き順も含めて正しく書けるかを指導しているのではないかと思います。もちろん、その前にアルファベットを認識できるか、すなわち各文字を見て瞬時にそれが何であるかがわかって反応することができるかということも指導している先生がほとんどでしょう。そして、それらは先生自身が中学校1年生のときに受けた指導を再現しているのではないかと思います。
しかし、自分が習ったことをそのまま自分の生徒にも同じように指導していたのでは物足りません。特に、文字指導は昔から行われている上記のような指導だけでは、文字指導の本質には迫れないからです。「えっ?これら以外にどんなことを指導するの?」という先生や学生さんもいらっしゃるでしょう。そこで、長年伝統校の英語科として教師全員が指導してきた文字指導のやり方を紹介します。きっと簡単そうに思える文字指導の奥深さについて学んでいただけると思います。ただ、指導項目が多岐にわたっていますし、それぞれについて詳しい説明が必要なので、各項目について別ページで紹介することにします。以下の項目名をクリックしてお読みください。
【指導項目一覧】
アルファベットには「名前」と「音」があり、「音」を指導することの重要性を述べるとともに、具体的な指導方法を紹介しています。
アルファベットは「大文字から」「Aから」という常識について考え直す重要性を述べるとともに、具体的な指導方法を紹介しています。
アルファベットは①大文字と小文字のどちらが先にできたのか?、②○文字から○文字はどのようにできたのか?という2つの点について、具体的な方法を紹介しています。
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