『指導と評価』編集後記(特集:主体的・対話的で深い学び)

※記事の一番下に雑誌記事の現物(PDF)があります。

 

筆者の勤務校では、教員同士が互いに授業を見合う機会が度々あるが、その中では特に社会科と理科の授業が個人的に興味深い(筆者自身は英語科)。

 

社会科では、「なぜこのようなことが起こったのだろう?」「あなたがそこにいたら何をしようと思うか?」などと常に生徒に問いかける。生徒も“正解”を求められているわけではないので、活発に自分の意見を言う。理科でも同様である。ある事象を前にして、まず「なぜだろう?」と生徒に問い、いろいろな意見が出てきたところで、「では、実験で確かめてみよう。」となる。授業を見ていると、こちらも思わず自分の意見を言いたくなり、実験の結果が気になって仕方がなくなってくる。

 

筆者にとっては以前から見慣れている光景だが、今号に寄稿いただいた記事を読ませていただくと、「思考力・判断力・表現力」を育成する授業とは、まさにそのような授業だと改めて感じた。そして、それを自身の授業にどう生かしていくが今後の課題だと思った。

 

(『指導と評価』2018年11月号、図書文化)

 

元に戻る

ダウンロード
指導と評価2018年11月号「編集後記」.PDF
PDFファイル 77.5 KB