まず、タイトルからすると、「英語を教えるための土台」のように読めなくもないのですが、ここで紹介することは少しちがった角度からの話であることをご了承ください。もちろん、単に個人的なことを「つぶやき」のように話すのではなく、そこに英語教師として、教師として、より豊かな教育活動を行うためのヒントがあると思ってご紹介しています。
みなさんには、それぞれ自分の人生の転換期や分岐点になったことがあると思います。また、それほど明確な「点」ではなくても、その人の人生観を形作ってきたことがあるにちがいありません。あるいは、そんな大仰なことではなくても、熱中してきた好きなことがあるでしょう。筆者の人生にもそのようなことがいくつかあり、それらは自分の人生観を左右したり人生を彩ったりしています。そして、それらが筆者の教育活動に何らかの影響を与えてきたと思っています。
そこで、そのようなことの中から、自分の生徒にもよく話すことを中心ご紹介したいと思います。もちろん、なぜそれらを自分の生徒に紹介するのかというと、それらのどこかに教育的意義があるのではないかと思っているからです。特に、平素は常に背広&ネクタイ姿でいて、あまり脱線話などをしない真面目そうな(?)筆者の印象からすると、生徒には想像できないであろう筆者の過去の姿は、生徒に夢や生きる力を与えてあげられるのではないかと思っています。
以上のようなことから、これまでの授業(英語やホームルーム)で話してきた4つの話と生徒には話さなかった2つの話をご紹介します。もっとも、話の構成は授業におけるそれとは異なり、話した内容を『英語科通信』という紙面にまとめて配付しているバージョンのものです。また、定年退職後にみなさんにお伝えしようと思い立ったものも2つ加えてみました。以下のそれぞれのページに飛んでみてください。
1. 日本一周バイク一人旅 ←実際の記事はこちら
高校生から社会人になって結婚する直前まで趣味にしていたオートバイ・ツーリングの記事です。毎回日記をつけていたので、詳しいデータも付いています。この経験があったからこそ、次項のアメリカ留学もできたと思っています。平成9(1997)年に書いた記事が元です。
2. アメリカ留学 ←実際の記事はこちら
大学4年次に「文部省海外派遣学生」という奨学金制度を利用して行った留学の記録です。英語教師に必要な英語運用力や国際的視点を身に付けることができた重要な経験でした。また、なぜ留学をしようと思ったのか、留学中に何を感じていたのか、留学後に何を考えたか、等が生徒の参考になると思って話しています。こちらは30年近く前に書いた記事が元です。
3. アメリカ大陸バス旅行 ←実際の記事はこちら
上記の留学中に休暇期間を利用して3回(クリスマス休暇、春休み、夏休み)、長距離バス(トレイルウェイズ、グレイハウンド)を利用して出かけた、行き当たりばったりの旅行記です。バイク一人旅の延長のような気軽な旅(途中怖い思いもしましたが…)の様子がわかります。
4. 息子と2人で行ったアメリカ西部アドベンチャー・ドライブ旅行 ←実際の記事はこちら
息子(6歳上の姉がいる)が小学校6年生になった平成22(2010)年の夏休みに、2人でアメリカ西部を10日間ドライブ旅行したときの記録です。その年の9月から『英語科通信』の号外として7回連続でその旅の様子を紹介しました。こちらは記事の現物(PDF)です。
5. 遺跡の発掘のアルバイト ←実際の記事はこちらから
大学1年から大学4年(5年?)まで4年間、断続的に行っていた遺跡の発掘のアルバイトの記憶を整理したものです。自分の専門ではなく、アルバイト代を稼ぐために始めた仕事でしたが、その魅力にはまってしまって、結局は大学を卒業するまで続けたことを紹介します。本コーナーのために新たに書きおろした新しい記事です。
6. 書籍等で出会ったロールモデル NEW ←実際の記事はこちらから
筆者には、これまでの人生の中で自分の生き方を左右するような人との出会いが何度かありました。その中には実際に会った人物ではなく、書籍等の登場人物もいます。その人の生き様などに感動し、それを自分のロールモデルとするようになりました。ここでは筆者の生き方に大きな影響を与えた3人の書籍等の登場人物について紹介します。
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