「遠隔授業」などというものは、主に外国などで僻地に住んでいて学校に通うのが大変な児童・生徒や、なんらかの理由により学校に通えない児童・生徒に対して、インターネットで授業を提供することを指し、日本のごく一般の学校では無縁のものと思われていました。ところが、2020年3月以降に新型コロナウイルス感染症予防の見地から学校が長期の臨時休校を余儀なくされると、とたんに大きな脚光をあびることになりました。
そのような中で、多くの学校では『Zoom』というネット会議システムを利用した双方向のやりとりが可能なアプリが利用されました(と言っても日本全国では5%くらいらしいですが…)。筆者の学校の同じ敷地内にある附属高校でもこれが採用されました。一方、筆者の学校では『ロイロノート・スクール』というアプリを使うことになり、4月から試験的な運用を始めて、5月の連休明けから本格的な教科の学習指導に利用されました。
Zoomについてはテレビ等で盛んに取り上げられ、先生方の多くも"Zoom会議"なるネット会議を体験されたでしょうから、それがどういうものかはだいだいご存じだと思います。しかし、ロイロノートの方はその名前を聞いたこともないという方も多いでしょう。そこで、ここでは筆者の勤務校で行ったロイロノートによる"学習指導"についてご紹介します。
なお、記事を書き始めたところで全部を紹介すると膨大な量になることが判明したので、以下のいくつかの内容に分けてそれぞれ別ページで紹介することにしました。
そもそも「ロイロノート」とは何かを、何も知らなかった筆者の視点で解説します。
勤務校でロイロノートを利用することになった経緯を説明します。
英語科がロイロノートで何をしようと苦悩し、結果的にたどり着いた指導方法を紹介します。
1年生の入門期指導でどのようにロイロノートによる指導を実施したかを紹介します。
上記1年生のロイロノートによる指導計画と指導内容を一覧表と詳細記述で紹介します。
6月からの分散登校時の授業とロイロノートによる"授業"の並行指導について紹介します。
ロイロノートによる遠隔学習指導の成果について述べます。
ロイロノートによる遠隔学習指導の課題について述べます。
ロイロノートの新たな利用法の可能性について述べます。
ロイロノートの教材を作る上で工夫したことや苦労したことを紹介します。NG集もあります。
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