安心感と寂しさの狭間で…

昨日、11月12日(土)に毎年恒例の元勤務校の研究協議会に参加してきました。今年は3年振りの対面開催でしたが、学校全体の混雑を避けるために午前と午後の2部制として、英語科は午前の部の担当となりました。

 

筆者は、在職時の“経歴”(退職前の15年ほどは担任学年だけでなく学校行事の多くのビデオ撮影を任されていた)から授業のビデオ撮影を行う係を任されましたが、公開授業中はどのように撮影するかに集中しすぎて(そのせいで両肩がものすごくこりました)授業の内容はあまり入って来ず、その後の研究協議会中はその仕事からの解放感でボーッとしてしまいました。

 

ただ、上記のような状況になったのは仕事の内容だけのせいではなく、今年は自分が“あの場”(つまり公開授業や研究発表を行う側)にいなくていいという安心感と、もう“あの場”にはいることができないのだという寂しさの狭間で気持ちが揺れ動いていたからかもしれません。27年間という長きにわたって“あの場”を経験してきて、それが心身ともに染みついてしまっていた状態からはそう簡単に抜け出せないのだということを感じた時間でもありました。

 

完全に“外部の人間”になることはできそうにありませんが、来年度以降はもう少し客観的な立場から同会に参加できるようになればいいなと思っています。(11/13/2022)

 

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